スイス相手に0-2ですか。順当順当。
やっぱりハリルの方がマシだったよ…みたいな意見もチラホラ見ますけどね、ハリルが監督だったとしても大して変わらんよ。似たり寄ったりよ。
もう忘れたのか?解任直前のハリルJAPANの試合も相当酷かったぞ?
「西野監督の就任直後からまさかの快進撃!」とか、夢みたいな展開を想像していたとすれば、相当おめでたいね。
ただね、西野監督自身は、もうちょっとやれるんじゃないか?って思ってたかもしれない。
おそらく西野監督は、ワールドカップ本番で、試合中にその場その場で臨機応変にシステムを変更するくらいのことをイメージしていたと思う。
3バック、4バック、
1トップ、2トップ…。
中盤の並びとかね。
相手の出方によって、こっちもやり方を変える。
しかし、今の日本代表には、そこまでの力はないと思う。
いくつものシステムを高いレベルでこなせるほどのポテンシャルはないと思う。
その点に関しては、西野監督的には「もうちょっと機能すると思ってたけど無理か…?」という気持ちになっているんじゃないかと思う。
まぁ少なくとも、就任直後から結果が出るほど、甘いもんじゃないよ。
上手くいかなくて当たり前。
あとは、本番までに間に合うかどうか。
自分のやり方を浸透させることができるかどうか。
そして、それをこなせるだけの力が選手たちにあるかどうか。
今は、どんどんミスをして、修正していくような段階だ。
現時点で、選手たちに何ができるのか、そして何ができないのか。
それを見極めて、もう一度、策を練り直す。
適材適所、もう一度、パズルを組み合わせて、なんとか形にしていくしかない。
本番までに、何らかの「答え」を導き出さなければならない。
たとえそれが、スタイリッシュさなど微塵もない、ブサイクなシステムだとしてもだ。
西野監督がそれをできるかどうか。
2010年の岡田監督のように。
なりふり構わず、勝ちに行けるかどうか。
理想を貫いて負けるくらいなら、不本意なまま勝てるかどうか。
できるかなぁ…。
男前だからなぁ…西野監督。
でもね、これはもう、期待するしかないよね。信じるしかない。
西野監督なら、やってくれるはずだと、信じるしかない。
そして、選手もそれに応えてくれると、信じるしかないんだよね。
我々は、最後まで応援するしかないんよ。
前回も書いたけど、今の日本の力量なら、世界のトップ相手に互角の展開に持ち込むのは不可能だ。
1対1で勝てないなら、組織で勝つしか無いわけだが、組織もまだまだ未完成と言っていい状態だ。
チームの連携が成熟するまで待つだけの時間はおそらくない。
じゃあどうするか。
人数をかけて守るしかない。
それ以外に選択肢は無い。
ディフェンス能力に長けている選手の人数を増やして、ギリギリのところでしのぎぎって、あとは少ないチャンスに賭けるしかない。
1対1で勝てない、組織も連携も未完成、ならば、運動量で勝つしかない。
走って走って走りまくるしかない。
そういう戦い方ができるかどうか。
泥臭い戦い方ができるかどうか。
そもそも、ジャイアント・キリングとはそんなもんだ。
弱いチームが強いチームを倒すってのは、そういうことだ。
私は、本番前に西野監督が結果を出すかどうかは全く期待していない。
そもそも、本番前に手の内を見せるべきではないからだ。
リハーサルでは、どんどんテストすればいい。
次の試合も、勝敗の行方には関心がない。
大事なのはワールドカップ本番だ。
現時点で西野ジャパンが結果を残せていないことは重要ではない。
そもそも最初から、上手くいかなくて当然だろうと思っていた。
ここまでは想定内だ。
あくまでも、本番はワールドカップ。
結果を出すべきなのは、その時だ。