お札の肖像画の人選は世相を映す鏡なのではないか?

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1000円札が北里柴三郎、5000円札が津田梅子、1万円札が渋沢栄一と。

これ、どうだろうか。アリか?ナシか?

 

ザックリ調べてみるか。「3人は…何をされてる方なの?」(和田アキ子風に)

北里 柴三郎(きたざと しばさぶろう、1853年1月29日(嘉永5年12月20日) - 1931年(昭和6年)6月13日)は、日本の医学者・細菌学者である。貴族院議員・従二位・勲一等・男爵・医学博士。

私立伝染病研究所(現在の東京大学医科学研究所)創立者兼初代所長、土筆ヶ岡養生園(現在の北里大学北里研究所病院)創立者兼運営者、第1回ノーベル生理学・医学賞最終候補者(15名の内の1人)[1]、私立北里研究所(現在の学校法人北里研究所)創立者兼初代所長並びに北里大学学祖、慶応義塾大学医学科(現在の慶應義塾大学医学部)創立者兼初代医学科長、慶應義塾大学病院初代病院長、日本医師会創立者兼初代会長。

「日本の細菌学の父」として知られ、ペスト菌を発見し、また破傷風の治療法を開発するなど感染症医学の発展に貢献した。門下生からはドンネル先生[注 1]との愛称で畏れられ、親しまれていた[要出典]。

北里柴三郎 - Wikipedia

 

平たく言うと「お医者さん」ね。

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合格っ!通ってよし!

 

 

津田 梅子(つだ うめこ、元治元年12月3日(1864年12月31日) - 昭和4年(1929年)8月16日)は、日本の教育者。日本における女子教育の先駆者と評価される。女子英学塾(のちの津田塾大学)創立者。

初名はうめ(「むめ」と書いた)で、明治35年(1902年)に漢字表記に改めて「梅子」とした。

津田梅子 - Wikipedia

 

教育者。

平たく言うと「学校の先生」ね。

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合格っ!

 

 

渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、天保11年2月13日(1840年3月16日) - 昭和6年(1931年)11月11日)は江戸時代の武士、官僚、実業家。第一国立銀行や東京証券取引所、一橋大学、東京経済大学などといった多種多様な企業、学校の設立・経営に関わり、「日本資本主義の父」ともいわれる。武蔵国榛沢郡血洗島村(現埼玉県深谷市血洗島)出身。

正二位勲一等子爵。雅号は青淵(せいえん)。

渋沢栄一 - Wikipedia

 

平たく言うと「やり手のビジネスマン」ね。

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ちょっと待てーい!!

 

日本資本主義の父だと…?

それが万札の肖像画?

自作自演かよ!

自画自賛か!

自給自足か!

マッチポンプか!

 

う~む。

 

もっとイイ人選あったと思うが…。

 

札の肖像画は、その時代の価値観を表している面がある。

例えばさ。

夏目漱石とか。

樋口一葉とか。

 

そういう「文化人」がお札のデザインに選ばれた時代もあったわけよ。

 

政治家でもない。

医者や学者や教育者でもない。

そういう人材に白羽の矢を立てるだけの余裕があった、とも言えるだろう。

 

しかし、今回の人選は何だ?

小額紙幣は目くらましに過ぎない。

批判の矛先をそらすためのダミーだ。

 

問題は、高額紙幣ですよ。

ここの人選に、何か、意図とか意味とか、メッセージ的な何かが込められてると思うんだよな~。

実際、「北里と渋沢を入れ替えましょうか?」って話になれば、大反対する勢力が潜んでいるのは想像に難くない。

「万札に誰をプリントするのか?」そこに執着している連中がきっといるはずだ。

 

んで、選んだのが「やり手のビジネスマン」渋沢 栄一と。

 

まぁでも、この人は、教育とか福祉とか、いろんな方面で尽力した、っていう面もあるそうなので、アリっちゃアリでしょうが!という肯定的な意見も当然、出てくるだろう。

しかしだ、

わたしはそこで、あえて、言いたい。

 

『渋沢は「やり手のビジネスマン」であろうとも、カネ稼ぐこと以外もいろいろやってる人だから、いいじゃないか!』

っていうフォローが入ることを見越しての人選なのではないか?

 

ゴリゴリのビジネスマンを札に印刷しますってことになると、反対意見もたくさん出るだろうから、「渋沢であえての様子見」みたいな部分、あんじゃね?っていう。

 

例えばね。

 

札の肖像画が、「軍人」だったらどうだ。

「あ~…そういう国ね…はいはい…」

ってなるだろう。

 

札の肖像画が、「政治家」だったらどうだ。

これでも、ちょっとアレだなぁと感じる。

 

札の肖像画が「芸術家」とか「文化人」ならどうだ。

非常に風通しの良い、先進的な国のイメージ。

 

では、

札の肖像画が「やり手のビジネスマン」ならどうだ?

すなわち「めっちゃカネを稼ぐのが上手かった人」では?

 

きっとこれ、時代の価値観とか美意識とか、空気を反映してると思うんだよね。

 

今は、「文化人」を選ぶ余裕なんてないんだろう。

 

カネだよ、カネ。

大事なのは、カネ。

 

まず生活に十分なカネがあって、そのあとに「文化・芸術」なんだろう。

 

今の時代、貧富の差はますます激しくなってるし、当然、たくさんの人が貧困にあえいでいる。

カネを、経済を、意識せざるを得ない場面がどんどん増えている。

 

今の時代、「価値ある人」っていうのは「カネを稼げる人」なんだろう。

 

悲しいけど、これ、戦争なのよね。

www.youtube.com

 

気を取り直して、自分なら札の肖像画に誰を選ぶか?即興で考えてみる。

オチの都合上、1万円札から紹介。

 

1万円札:川淵三郎

平たく言うと「リーダーシップの凄いじいさん」

川淵 三郎(かわぶち さぶろう、1936年12月3日 - )は、日本の元サッカー選手、元日本代表監督、Jリーグ初代チェアマンを経て、第10代日本サッカー協会(JFA)会長を務めた。早稲田大学第二商学部商学科卒業。日本サッカー殿堂入り。2009年、秋の叙勲で旭日重光章を受章した。

川淵三郎 - Wikipedia

 

5千円札:上沼恵美子

平たく言うと「大阪のおもろいおばちゃん」

上沼 恵美子(かみぬま えみこ、1955年4月13日 - )は、日本のローカルタレント、歌手、司会者、ラジオパーソナリティーである。本名同じ。旧姓、橋本(はしもと)。

兵庫県三原郡福良町(現:南あわじ市福良乙)出身。上沼事務所所属。帝国女子高等学校大和田校(現:大阪国際大和田高等学校)中退。

大阪を代表するローカルタレントの1人。主に在阪準キー局の番組に出演している。1990年代後半辺りから、上沼の出演するテレビ番組は常に高視聴率を記録している。

上沼恵美子 - Wikipedia

 

千円札:さかなクン

平たく言うと「さかな」

さかなクン(1975年8月6日[1][2][3] - )は、日本の魚類学者で、タレント、イラストレーターでもある。本名は宮澤 正之[1][2][4][5](みやざわ まさゆき[1][6])。父は囲碁棋士の宮沢吾朗九段。東京海洋大学名誉博士、東京海洋大学客員准教授。

さかなクン - Wikipedia